戦争と経済 2022 3 21
どんな戦争であっても、
経済の法則から逃れることはできない。
1274年、モンゴル帝国が日本に侵攻したが、
当時の鎌倉幕府は、見事に撃退しました。
これで幕府は強化されるはずが、
衰退の原因になったと思っています。
問題は、戦費をどうしたかということです。
相手は、中国大陸にあるモンゴル帝国だったのです。
モンゴル帝国に賠償金を請求できず、
戦争に参加した武将たちに、
報奨金を払うことができなかったのです。
一方のモンゴル帝国は、
次々と周辺国を侵略して、
植民地化していったのです。
こうすれば安い労働力が確保できて、
農業資源も手に入るからです。
これで戦争の採算は取れるのです。
要するに戦争とは、
相手国を植民地化するか、
資源を奪うかによって採算が取れるのです。
これができなければ、
たとえ戦争に勝っても自国経済は破産します。
だから、21世紀には戦争はないと思っていました。
今は、相手国の資源を奪うことも、
相手国を植民地することも許されないからです。